見積もりの重要性

いよいよ中古車を探していて、お目当ての中古車を見つけることができたとします。ところで、ここでいったん立ち止まって、やらなければならないことがあります。それは、見積もりをとると言うことです。見積もりをとって、中古車の購入価格を確認して、納得ができた場合に、売買契約に進めていきましょう。なぜ見積もりをとる必要があるかと言うと、実際に見積もりをとるとお分かりかと思いますが、「諸費用」というものが発生をします。
初めて中古車を購入した人は間違うこともあるかもしれませんが、自動車を購入する時に、自動車本体の価格以外にも、いろいろと負担をする必要があります。これが諸費用と呼ばれるものです。見積もりをとって、この諸費用についてきちんと確認をしましょう。実はきちんと確認をしていくことによって、諸費用の中でも節約できる項目があるかもしれません。逆にいえば、見積もりをろくに確認をしていないと、払わなくても良いお金を余計に支払う羽目になってしまう可能性もあるわけです。
例えば、諸費用の中には、自動車取得税があります。自動車取得税ですが、取得価格に対して5%発生することになります。もし軽自動車を購入した場合には、取得価格に3%を自動車取得税として納めることになります。取得価格ですが、あなたが実際に中古車販売店で購入した価格のことを指すのではありません。ここを勘違いしてしまう人が多いので注意しましょう。中古車の取得価格ですが、その中古車の新車時の取得価格を基準とします。そして時間が経過することによって発生してくる減価償却率に沿って算出することになります。
ちなみにもし取得価格が50万円以下になった場合には、自動車取得税を支払う必要はありません。しかし中古車販売店の中には、自動的に5%の税金を徴収するようになってしまっている場合もありますので、見落としのないように注意したいところです。また中古車など、自動車の所有者になった時点で、自賠責保険に加入する必要があります。自賠責保険は強制保険で、自動車を購入した時に保険に入っていないと法律で罰せられます。ところでこの自賠責保険ですが、車検のたびに車検期間分の保険料を支払って、保険に入る必要があります。しかしもし、購入した時点で中古車の車検が残されている場合には、自賠責保険の保険料を支払う必要はありません。この辺の所もしっかりと確認をすべきでしょう。